自然と人々の未来を守りたい!地球環境保護の大切さを伝える活動。

自然と人々の未来を守りたい!地球環境保護の大切さを伝える活動。

大内 えりかさん (67歳) 

私立神奈川学園高校を卒業後、結婚。主婦で家事をこなす合間に独学で受験勉強をして慶応大学環境情報学部に合格。その後、様々な活動を経てNPO法人横浜カーフリーデー実行委員会の理事長として活躍している。


自然が好きという思いから、
自然を守りたいという使命感に。

幼いころから自然界の美しい草花や生き物が大好きで、その美しさへの感動を残しておきたくて、中学生のころから写生を続けています。高校卒業後は家庭の事情で大学に進学することはありませんでしたが、結婚後、テレビでやっていた放送大学の講座で環境問題を学ぶうちに自然環境が人間の手によってどんどんと崩されているということを知りました。大好きな自然を守りたい!と考えるようになった私は、より専門的に環境問題を学ぶため、大学に入ることを決意しましたね。

そんな時、大学受験期だった娘の大学冊子をみていると「人間環境と自然環境を学べるキャンパス」という文字が目に飛び込んできました。それはまさに私が学びたいと思っていたことだったので、すぐこの大学で勉強したいと感じましたね。そうして行きたい大学は決まったのですが、勉強のブランクはあった上、家事と両立しながらの受験勉強は大変なものでした。放送大学を見ながら自分でノートをつくり、毎日12時間は勉強していたと思います。しかし、自然を守りたい、次世代に環境の大切さを伝えていきたいという熱意と強い使命感があったので受験勉強を乗り切ることが出来たのだと感じています。

知識は社会をよくするために使うもの…単なる知識から実践へ!

こうして受験を乗り切り、42歳で慶応大学環境情報学部に一般入試で入学しました。私にとって日々大学で学ぶことは目から鱗なことばかりで、人と環境にやさしいまちづくりを世界各国の事例をもとに比較研究しました。講義で学んだこれらの知識は、ノートや頭の中だけに仕舞っておくものではないのではないか、もっと社会に役立つよう自ら進んで発信していくべきではないかと感じるようになって、エコライフ研究家・環境カウンセラー〈環境省公認〉として、エコライフの推進・環境教育(ESD)の推進活動を始めました。

また、交通面からのCO2削減のため欧米で盛んに導入されている次世代型路面電車LRTに関心を持っていたところ、LRTを走らせる市民活動が行われ始めたことを耳にしました。そこで私は早速その会に参加し、約10年間理事長として活動することになりました。そしてその後、活動を通して現在のNPO法人横浜カーフリーデー実行委員会のメンバーに出会い、理事長として12年間取り組みに勤しむようになっていったのです。

伝えたい、環境にも人にもやさしい街づくり。

現在はエコライフ研究家・環境カウンセラーとして講演や実践的環境教育活動をしています。

また、NPO法人横浜カーフリーデー実行委員会に所属し活動しています。カーフリーデーとはフランスで始まり、車を街の中心部にはあまり入れずにLRTやバス・電車などの公共交通や、自転車・徒歩などを推進して“環境にも人にもやさしい街づくり”を試みる1日のことです。今ではEUヨーロッパ全土でも期間を延ばして開催され、カーフリーデー&モビリティウィークとして親しまれています。

横浜カーフリーデー実行委員会としては、LRT普及推進活動は勿論のこと、横浜でもカーフリーデーを実施して環境問題に関する市民啓発運動も行っています。具体的には、地産地消をすることで輸送量を減らすというエコな取り組みの紹介や神奈川県のエネルギー抑制を促す乗り物の展示など乗り物を通した地球環境保護を呼びかけています。今年も横浜カーフリーデー2015&モビリティウィークを実施しましたが約2万人もの人々に来て頂きましたね。

一人でも自然を大切に想ってくれる人が増えたら…

やはり“豊かな自然と共に次世代の人々が幸せに暮らしていけるように出来るだけ環境を守り、大切にしていって欲しい”という想いが伝わったと感じる時が一番嬉しいですね。学校などで講演をした際にも、生徒のみなさんからの感想文で今後は環境に配慮した生活をしようと思うと書かれていたり、それを実践して下さっている様子を見ると環境保全活動をしていて本当によかったなと思います。

将来の人々のことを思うと辛いことはありません。

今の活動をあまり大変だと思ったことはありません。それよりも、地球の環境が破壊され、その時に暮らしている人々の生活の質のことを想像することの方がとても辛いです。そうなる前に何とかして地球環境を守っていきたい、その想いを伝えていきたいと思っています。

君たちは未来からの留学生。

これからの活動としては、将来の事をいつも心のどこかで考えられるような人材の育成に努めたいと考えています。私の大学時代の恩師の言葉に“君たちは未来からの留学生だよ”というものがあります。これは、政策などを立案・実施するとき未来の人達の事を考えて判断しなければならないという意味で、私の胸にはいつもこの言葉があるように感じています。何かを行う時、それをすると”将来の人はどうだろうか、人々の暮らしにどんな影響があるだろうかということを常に考えて、物事の判断基準に出来る”そんな人材を育てていけたらなと思っています。

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