専門家として誇りを持てる公認会計士の仕事

専門家として誇りを持てる公認会計士の仕事

梅木 典子さん (46歳) PwCあらた監査法人

私立女子学院高校を卒業後、一橋大学商学部経営学科に入学。同大学卒業後、公認会計士としてPwCあらた監査法人に入社。


夢に向かって勉強に打ち込んだ学生時代。

 

学生時代、一番頑張ったことといえば勉強です。私は私立の中高一貫校に通わせてもらっていた上、兄2人は私立の大学に通っていたので、大学はお金の負担が私立よりも小さい国立大学に行くしかないと考え、自分を追い込んで勉強していましたね。

しかし、高校1年の夏、進路について悩んだ時期がありました。小さいときから親の影響で自分は法律の道に進むと決めていましたが本当にやりたいことなのか分からず、進路に疑問を持ち始めていたのです。そんな時、大学生の先輩から公認会計士の仕事の話を聞きました。小さいときから漠然と会計が好きで、当時もクラスの会計委員をしていた私にはとても魅力的な仕事で、自分の将来像が決定した瞬間でもありました。

そこから、私の公認会計士に向けての勉強が始まりました。大学時代は授業を真面目に出る傍ら、会計士試験に向けて予備校にも通うという、いわゆるダブルスクール生活を送っていました。友人たちがサークル活動や遊びに時間を割いているなか、大学と予備校の両立は大変でしたね。しかし、公認会計士の仕事に就きたいという強い思いと、高校時代の恩師の「一生懸命勉強して社会で活躍する人間になりなさい」という言葉のおかげで乗り切っていたように思います。

女性の人生に柔軟さが出る資格のある仕事。

会計士の仕事に興味を持ったのは、お金の計算や会計自体が好きだったこと以外に、何らかの資格を持っている方が自分の将来にとって良いという思ったこともあります。というのも、女性としてずっと仕事をしていくなかで、出産や介護など様々なライフイベントの変化があっても、資格を持っていればもし仕事を中断しても再開しやすいのではないかと考えたからです。

公認会計士の資格を活かした会社選びは企業に勤めている方の人柄で決めました。会って話していて本当にいい方たちばかりだと感じましたし、何よりここにいる人たちと一緒に働いてみたいと思ったのが働く企業を選んだ主な理由ですね。直観で決めた部分もありますが、仕事が大変な時には会社の仲間に支えられて続けられているなと今でも感じています。

公認会計士は、企業の信用を保証する専門家。

公認会計士という仕事は、簡単に言うと、クライアント(お客様)である企業の財政状態や経営成績を確認し、第三者の立場から保証するということをしています。また企業の会計や経営に関するアドバイスなども行っています。

私はこのクライアント業務に対するほかに、社内管理業務であるダイバーシティ推進活動やCSR活動なども行っています。ダイバーシティ推進活動は、女性や外国人の方も含めた社内の人々が生き生きとやりがいを持って働くことが出来るように、色々な制度の整備などを行っており、私が今力を入れている仕事の一つでもありますね。

誰にでも出来る訳ではない、自分だから出来る仕事をしたい。

公認会計士のやりがいは、専門家として仕事をしていることだと感じています。クライアントの要求に応えるためにも幅広い専門知識や実務経験を持ち続けてサービスを提供することに大変さもありますが、それらを乗り越えてクライアントから感謝されたときに何ものにも代えがたい達成感を感じますし、本当に嬉しいです。人に喜んでもらえること、そして誰にでも出来る仕事ではなく「自分だから出来る仕事」だと思えるところが面白いのかもしれません。また、公認会計士の仕事は色々な企業に行き、多くの人たちの生の声を聞く機会が多いのも魅力の一つだと思います。

社内管理業務の方は、会社の雰囲気がとてもオープンで風通しが良いので、自分のやりたいと思ったことを提案するとそれを任せてもらえるというところにやりがいを感じます。自分も会社をつくっているんだという実感が持てる瞬間でもありますね。またこうした社内の活動を通して出会った人々から元気と刺激をもらいますし、新しいコミュニティが広がるのも面白いところです。

専門家の大変さは、世の中の変化に対応し続けること。

公認会計士などの専門家は国家資格を取るための試験勉強も大変ですが、実は試験に合格した後、仕事を続けていくことの方がもっと大変です。クライアントに対して専門家としてサービスを提供するには、最新の情報を常に持ち続ける必要があります。仕事は大変なことも多くクライアントの方から厳しい要求を頂くこともありますが、それは専門家としての期待があってこそだと思っているので、日々移り変わっていく経済環境に対応しながら勉強し、スキルアップを目指しています。

また海外のメンバーと協力して仕事をするときは、お互いのバックグラウンドの違いから価値観のズレがあり、苦労することもあります。しかし、クライアントの課題を解決するという目的は同じなので、それに向かって最終的には一致団結して進めることが出来ますね。

人も会社もお互いに成長できるようサポートしたい。

今後はさらに、自分の働いている会社を、働き甲斐のある、働いている人々がhappyになれるような会社にしていきたいです。1人ひとりが成長して充実感や達成感を感じ、かつそれが会社の成長にも繋がるようにしていけたらいいなと思います。やりがいがあれば仕事で大変なことがあってもモチベ―ションを高く持って頑張れますし、会社も人があってこその会社です。人と会社のより良い成長をサポートするために、尽力していきたいですね。

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