世界中の人々のハッピーのきっかけに!
木村 見悟さん (31歳) オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス㈱
東京都立小山台高校卒業後、明治大学商 学部卒業。外資ヘルスケア企業・ジョンソンエンドジョンソングループへ新卒で入社。現在は医療機器メーカー・オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス㈱勤務。また、キャリア教育活動を行うNPO法人アスデッサンで副代表理事を務める。
サッカー 一筋の高校生活。仲間とワイワイ過ごす日々。
高校時代はサッカー部で副キャプテンを務めていました。練習はほぼ毎日あり、塾にも週3日通っていたので忙しかったですね。けれど試合に勝ちたいという気持ちはとても強くて、部活が終わった後も近くの公園に集まって練習したり、個人では筋トレや基礎練習をしたりとサッカー中心の生活でした。
部活以外では、合唱コンクールで指揮者をしたことをよく覚えています。準備期間が短い中みんなで一つのことに取り組んだことはいい思い出です。部活でもクラスでも、仲間と一緒にワイワイするのが好きなお調子ものでしたね。
自分のありたい姿を描き出し 決めた道。
就職活動の時期になっても、どんな仕事をしたいかということは具体的に決まっていませんでした。
そこで、色々な企業の話を聞いてみると共に、将来の自分のありたい姿を描き出すことから始めてみました。その答えとして出たのが「世界中の人がハッピーになるきっかけになりたい」「先進国に生まれた責任を果たしたい」「後世にも足跡を残したい」という三つの軸でした。
この軸をもとに選んだのが、世界中の医療の現場を支えているジョンソンエンドジョンソングループで、現在はグループから独立した医療機器メーカーに勤めています。
製品を売り込み、お客様と信頼を築く仕事
私は、検査用の医療機器を病院に販売する営業の仕事をしています。営業というのは、ひたすらに製品の良さを伝えてお客様に製品を買ってもらう仕事のように思うかもしれませんが、実際は製品を売るだけでなく、お客様との信頼関係を構築する必要があります。
入社当時から「顧客は好きな人から物を買う」と先輩に教え込まれてきたのですが、当時はその意味がよく分かりませんでした。しかしお客様との信頼関係を構築できて、初めて製品の話を聞いてもらえるということが分かりました。そのため、どうしたら相手に自分を好きになってもらえるか常に考えて仕事をしています。
楽しいこととつらいこと 仕事においては紙一重
仕事をしていて楽しいと感じるのはやはり、製品が売れる時ですね。「木村君だから買うんだよ」と言ってもらえた時には、信頼していただけていることを実感出来るので、頑張ってきてよかったなと思います。またそれは自分一人ではなく、製品をつくるエンジニアや販売戦略を考えるマーケティング担当者などとチームで達成するものなので、喜びも大きくなります。
しかし製品が売れるまでには大変なことも多く、難しい医療用語を覚えたり、夜遅くまで資料を作ったり、緊急の出張に行かなければいけなくなったりと、つらいと感じることもあります。それは高校時代の部活の経験が活かされていて、試合で勝つ喜びを味わうためには、筋トレや走り込みなど日々の地道な練習をこなさなければいけないのと同じです。
つらいことを乗り切ったからこそ、楽しいと感じることが出来るのです。
NPO活動の目標 中高生のキャリア支援
私は現在、本業に加えて、中高生向けのキャリア教育を行うNPO法人で週末活動しています。そこで私は中高生が学校で社会人と出会える場づくりや仕組みづくりをしていて、具体的には多様な大人のキャリア(生き方・働き方)を伝えることを目的にした講演会やワークショップを開催しています。
中高生の顔を直接見て自分達の活動を実感出来ることにやりがいを感じていて、今後も「この人に会って人生が変わった」と誰もが出会える仕組みづくりをするために頑張っていきたいと思っています。