コーチ不在の危機。 意見対立による チーム分裂。
木村 見悟さん (31歳) オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス㈱
東京都立小山台高 校卒業後、明治大学商学部卒業。外資ヘルスケア企業・ジョンソンエンドジョンソングループへ新卒で入社。現在は医療機器メーカー・オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス㈱勤務。また、キャリア教育活動を行うNPO法人アスデッサンで副代表理事を務める。
高校生の時は、サッカーのことで頭がいっぱいで悩みという悩みはなかったですね。しかし、試合に勝つために毎日部活動をする中で、大変なことはありました。特に印象に残っているのは高二の秋の時です。事情によりコーチが辞めることになったことがきっかけで、意見の対立が起きるなどチームがバラバラになってしまったのです。
僕は副キャプテンだったこともあり、チームをまとめるために何度もメンバーで話し合いをしました。しかしその直後の大会ではやはりコーチ不在の影響が大きく、一回戦で敗退してしまい、次が引退試合という状況に追い込まれました。
負けるわけにはいかない。でも、どうすればよいか分からず、とにかく個人で朝練や筋トレに励みました。すると、それを見た他のメンバーが途中からそこに加わっていき、徐々にチームがまとまっていったのです。
結果、都大会出場という目標を達成し、チームとして強豪校とも闘えるという手ごたえを感じることが出来ました。まず個人が頑張ることでまわりの人を巻き込めるのだと学びましたね。