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刺激ってなんだったっけ。代わり映えのしない高校時代。

真田 諒さん (31歳) 総合商社

都立城東高校卒業後、明治大学商学部卒業。現在は総合商社に勤務。


 僕が高校生の時、これといった悩みはありませんでしたね。というのも、高校時代を漫然と過ごしていた、というのが正直なところだからです。あの頃を振り返ると、何かにモチベーションを傾けることもしなければ、趣味に時間を費やそうとすることもしなかったように思います。ただ、高校時代は週に六日、部活でバレーボールをしていたので、日々の時間は部活で埋まっていました。だからといってバレーボールに情熱を傾けていた、というよりは寧ろ、部活だから頑張らなくてはいけないんだ、と思って部活に取り組んでいました。部活以外の高校生活全般でいえることかもしれませんが、日々になんらかの意味を見出そうとすることなく、無為に日々を過ごしていたかもしれません。当たり前のことながら、日々の生活に刺激を感じることはありませんでしたし、ふとこのままでいいのかな、と思う瞬間は多々ありました。しかしそれ以上悩むことはなかったですね。いうなれば、当時の自分はよどんだ池の中で泳いでいる鯉のようで、自分が何に対して悩んでいるかさえも分かっていませんでした。

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