人に忘れられない生き方を。 社会を変えるコンサルタント。
岡本 達哉さん (24歳) 株式会社アクセンチュア
成蹊高校卒業後、東京理 科大学理工学部卒業。新卒で外資コンサルティング会社アクセンチュアに入社。
自営業だった父の姿が、将来を考えるきっかけに。
僕の父親は自営業でした。父は、仕事に対してプライドや熱意を持ち、お客さんが喜んでくれるにはどうしたらいいのだろうかと常に考えていましたね。
一方で、他の家族のお父さんたちの話を聞くと、仕事に対して熱意が感じられないと思うこともありました。「お金をもらえるから働いている」「世間体を気にして働いている」など、ネガティブなイメージ。
父のようにやりがいを持って働けている人と、そうでない人の違いは何なのか?
中学生ながらに考えて出た答えは、「自分のやりたいこと」をやっているかどうかでした。この頃から、自分自身の将来について考えるようになりましたね。
「何をやりたいのか?」マンガや本から得たヒント。
自分のやりたいことは何かを考えていた高校生の頃、マンガ「ワンピース」のなかの、「人は、人に忘れられた時に死ぬ」という言葉がすごく心に刺さりました。
僕も世の中に何かを残せるような人になりたい。でも、何をすればよいのか分からず、まずは、亡くなった後も後世に名前が残っている偉人たちの本をたくさん読みました。たとえば高校1年生の時にはアインシュタインの「相対性理論」も読みました。
「自分の名を残す、世の中に何かを残す。」現在の仕事は、このビジョンに至るまでのステップだと思っています。何かを残すために必要なスキルを身につけられる環境が、いま働いている会社にはあると思っています。
システムで社会を変える、コンサルタントの仕事。
今は「コンサルタント」として働いています。コンサルタントとは、お客さんが仕事をしていく上で、自分だけでは解決できない問題を一緒に考えたり、もっと良くなるために手助けするような仕事です。特にITの分野で活動しています。
現在は、生命保険会社のコンサルタントを行っており、具体的には、何十万人もの加入者がいる生命保険会社の契約管理システムを担当しています。
例えば、多くの加入者の情報を手作業で仕分けするのは相当難しいことですが、ITの専門知識を活かしたシステムを使えば、手作業よりもずっと楽に正確に管理できます。
また、10年前に作った昔のシステムを最新のシステムに変えて、もっと効率的にしていくこともできます。コンサルタントの僕は、そんなITの専門性を活かし、世の中の人がもっと仕事をしやすくなるように手助けしています。
経験不足で辛いこともあるけれど、大きな仕事は面白い!
もちろん、自分の経験が浅くて最適な答えを出せず、力不足を感じることもたくさんあります。自分の至らない部分を知るのは正直辛いし、すごく悔しいですね。
でも、それを乗り越えて、自分の考えたシステムが世の中に広がっていくことを実感できた時は、コンサルタントの楽しさを感じます。
実際に、プロジェクトの規模が何十億円と大きく、そのシステムを使う人が何十万人に及ぶものもあるんです。こういう大規模なシステムに自分の意見や考えが反映されていると思うと、すごく面白いですよね!
60歳までチャレンジの連続!世の中に影響を与える人へ。
長期的な展望は、高校生のときに描いたことと同じです。世の中の仕組み・枠組みを変えることで、「何かを残したい」と思っています。
60歳まで、10年に1つのペースで新しいチャレンジをして、世の中に影響を与えていければ良いなと考えています。
しかし、まだまだ社会人2年目。経験も少なくスキルも未熟なので、まずはしっかり働いて、自分に自信をもっていきたいですね!