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患者さんに安心を。薬剤師の私が出来ること。

福島 留美子さん (41歳) 調剤薬局チェーン企業

大学卒業後、調剤薬局チェーン企業に勤務されています。


女性が活躍できる薬剤師に。

高校時代は仲の良い友人の影響で生物部に所属していました。生物部で飼っていたうさぎや、中庭の鯉に餌をやるのが楽しかったです。部活が生物部であったことや、化学・物理などの理系科目が好きだったので、大学では理系に進むことにしました。その中でも薬学部を選んだ理由は、資格を手にすることができるからです。また、薬剤師という女性が活躍することのできる仕事というものへの憧れもありました。

大学に入ってから、薬学部の先輩のお誘いで、調剤補助のアルバイトを始めました。調剤補助のアルバイトを通じて初めて白衣を着、初めて薬に触れました。この体験が私の薬剤師としてのキャリア選択の根底にあるかもしれません。薬学部で薬剤師の資格をとったからには、資格を活用できる仕事に就きたいと思っていました。また、大学時代に調剤補助としてアルバイトをしていた経験もあったので薬剤師になることにしました。

患者さんと間近で関わりたい。

薬学部で薬剤師の資格をとったからには、資格を活用できる仕事に就きたいな、と思っていました。また、大学時代に調剤補助としてアルバイトをしていた経験もあったので薬剤師になることにしました。

薬剤師の仕事の現場は大きく分けて、病院と薬局とがあります。病院での実習を通じて強く思ったのは、患者様との距離が遠いということでした。しかし病院に比べ薬局では、患者様との距離が断然近く感じることができました。薬局で患者様と深く関わりを持ちながら働くほうが自分に合っていると考えましたし、薬局で働くほうがやりがいを感じられるのではないかと思い、薬局薬剤師として働くことを選択しました。

一人前の薬剤師を、私が育てる。

私が働いている会社は全国に調剤薬局を展開しているチェーン会社です。その中でも私は、新入社員の薬剤師や中途の薬剤師への指導を中心とした、研修に携わる仕事をしています。これらの研修の他に大学に赴き、未来の薬剤師と一緒に実習を行うこともあります。これらの研修や実習を通じて「一人前」の薬剤師を育てることが私の仕事であり、使命であると考えています。

新人さんの成長は、私の喜び。

私自身、現在は新人の薬剤師への指導を行う部署にいますので、私が直接患者さんに服薬指導をすることはありません。しかし、私が指導した新人の薬剤師が患者さんに服薬指導を行っている中で、新人が患者さんからお礼の言葉をいただくことは多々あります。自分が指導した新人が現場で活躍されている話を聞くたびに、研修を通じて新人に指導した甲斐があったな、とやりがいを感じることができます。

薬局という現場だけで働いていると、なかなか会社外の方とお会いする機会がありません。しかし薬局という現場ではなく、本社にいることでお薬を作っているメーカーの方と勉強会でお会いする機会があります。このような機会で社外の方とお会いし、様々な視点に触れることで新たな学びを得ることが出来ることを喜ばしく思っています。

試行錯誤の毎日。

研修をする中で、資料作りをすることがあります。資料を作っているうえで、資料作りの締め切りというものは勿論存在するのですが、内容に関しての明確な決まりがないので、より分かりやすい資料にするべく日々試行錯誤を繰り返しています。

新人への研修を通じて、自分が伝えたいことが伝えきれないことが時としてあります。そのような時は、とてももどかしく感じます。どうすれば新人にわかりやすく伝えることが出来るのかと、日々悩みながら研修を行っています。

薬剤師という仕事をもっと伝えたい。

薬剤師がどのような仕事をしているのか、ということが小・中学生にあまり知られていないのが現状です。小学生や中学生に薬剤師がどのような仕事を行っているのかを知ってもらうために、現在会社を挙げて「お薬教室」というワークショップを教育現場で行っています。

小学校や中学校に赴き、ワークショップを通じてお薬の作り方などを小・中学生に体感してもらっています。クイズ形式でワークショップを行ったり、お薬をお菓子で作ってもらったりと学生さんが楽しんでもらえるように工夫をしています。今後は「お薬教室」の知名度を上げ、もっとたくさんの学生さんに薬剤師の仕事を知ってもらえれば、と考えています。

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