みんなの努力を無駄にしたくない。部員を束ねる難しさ。

みんなの努力を無駄にしたくない。部員を束ねる難しさ。

保井 隆之さん (49歳) 読売新聞東京本社 社長直属 教育ネットワーク事務局

國學院大学文学部卒業。読売新聞社(現・読売新聞東京本社)に入社し、社会部、文化部、教育部を経て、現在は教育ネットワーク事務局主任。読売新聞がNPO法人企業教育研究会と共同で取り組む出前授業「ことばの授業」のキャップを務めている。


小学校からフルートを始め、中学校では吹奏楽部に入りました。2年の秋から部長になり、翌夏のコンクールに向け、部員を束ねる立場になりました。コンクールで良い成績を修めるには、厳しい練習に取り組んでいかなければなりません。部長として、コンクールに出場する以上は結果を出したいと思っていましたし、そうした考えに賛同してくれる部員が多数を占めていました。

しかし、一方で、思い出づくりのために楽しめばいいのではないか、と考える部員もいました。

3年生夏の最後のコンクール。「一生懸命練習に取り組んできた部員の努力を無駄にしたくない!」という思いは強まるばかりでした。でも、受験勉強との兼ね合いで、あまり練習に出てこられない同級生を、上手く説得することができないまま、コンクール本番を迎えることになってしまいました。

部活にかける思いが人それぞれであることは理解していましたが、結果的には部員全員が納得のいくコンクールにはなりませんでした。

部員の心をひとつにまとめることができなかった自分のふがいなさを、ただかみしめるしかなかった。でも、どうしたらよかったのか、今でも答えは見つかっていません。

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